2005年3月6日日曜日

マーサスチュワート出所と9.11前の世界への切望

昨日の全米のテレビは、マーサスチュワートの出所の模様をずっと実況していたようだ。

ニットのマントにハイヒール姿のマーサは以前と変わらず、その変わらなさゆえに概ね好感を持って受け止められ、すでに複数のトークショーへの出演も決まったと報じられている。

彼女は自身のサイトでコメントを発表している。刑務所での経験を通じて、自身の生い立ちやアメリカンドリームをつかむ機会に恵まれたことへの感謝を述べ、"there is no place like home"で締めくくっている。

しかし、なぜ、量刑を受けた彼女がそれでも支持を失っていないのだろう。もちろん生まれ持った親しみやすさや高潔なイメージ(インサイダー取引で幾分失ったにしても)によるところは大きいだろうが、むしろそれ以上に現在のアメリカ人が、いかに9.11以前の平穏な世界を切望しているかということではないだろうか。

つまり、9.11以降の不穏な世界情勢をマーサの刑期になぞらえると、9.11直前のアメリカンドリームのシンボルたる彼女の出所に同じく、アメリカ人にとっての平穏な世界=homeを取り戻したいということではなかろうか。



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