2006年8月27日日曜日

不勉強会(と日本型blog)

同僚に誘われて、現職に関係あるテーマの勉強会に参加。



"未来を創造するプロフェッショナルたちのネットワーク"(笑)という触れ込みを信じ、異業種的な広い視点からの刺激と、レベルの高い議論を期待してのこと。(青い本の)会場に集まったのは、30代を中心とした30人ほど。



で、どうだったかというと、最低の最低。
まず参加者が恐ろしく不勉強。せいぜい青い本に書いてあるフレームワークはそらんじてるようなヤツがいても、そのインプリメンテーションが大間違い。あるいは、卑怯なまでに超抽象的。そういうやつに限って自説に酔って、さも知らないことを知ってるようにとうとうと話す、話す、話す。そりゃそうだ、そんな間違い、リアルビジネスで聞くことはないよ。何が面白いのか、どうやって儲けるかを自分の言葉で説明できないなんて。
さらに不勉強なら知らないことについて謙虚に話を聞けば実りがあるのに、根拠のないプライドに満ちた持論を長々と展開し、最後はウケねらいの落ちを狙う輩が相次ぐ。そんな緊張感のない議論の展開に他の参加者は怒るどころか、お互い馴れ合って笑ってる。横のつるっパゲのオヤヂはさらに悪質で、そんな議論の内容に批評だけして、自分のアイディアは述べない(こいつはきっと元電電出身だろう)。
このように参加者に学ぶ気がないので、勉強会の体をなしていない。しかもファシリテーターは衆愚意見の最小公倍数をすくい上げるのみ(なので、いよいよもって結論ナシ)。


これってどこかで似たものがあるなぁと思っていたら、BBSに起源を発する日本型blogコミュニケーション。ちなみに大学院の師匠のひとりは、これを『毛づくろい』と表現して、はたと膝を打ったことがある。
そういえば日本の「アルファブロガー」とかいわれる面々も、リアルでのつながりが深くなるにつれてお互いが批判できないヌルい関係となっている。だから彼らがリコメンするアフィリエイトリンクをクリックする場合は特に注意が必要だ。例えば近刊の「テレビCM崩壊」なんて、内容は新味なく、日本語的にも読みづらい本だったが、インフルエンサーと持ち上げられる彼らの輪の中ではヨイショしあっている。
というわけで、当分日本型blogコミュニケーションに何かを期待することはやめようと固く決意。


それから、勉強会は参加者が学ぶ意識をもって臨むべき場であるということ、それからexpertiseがあるヒトたちだけの中でやるべきだということ、そしてこれまで僕が環境や仲間に恵まれていたということが、あらためてよくわかりました。せめて、それが収穫ということなのでしょう。


2006年8月18日金曜日

Tour de Force

Tour de Franceではありません。1971年のホンダのカレンダーはアメリカ横断旅行記。
母なる自然や大地に対する、個人や文明の小ささ。それを見に行こうと人間の本能をいざなう野趣。控えめな自社製品のアピール(空冷エンジンは砂漠でオーバーヒートしなかったんだろうか)。
今ならパリの街中に駐まる国内専用ミニバンの図、それとももっと商売上手なアーティストとのコラボか。
巷ではoff the shelfでハイセンスっぽいものが手に入るけど、みんなおんなじセンスの延長で、バブル期と比べても、オリジナリティの種類が減ってきているようにさえ思われる。
横を見ずに、他を知らずに創作できた時代は、クリエイターがクリエイターでいられた最後の時代なのかも。



2006年8月15日火曜日

United 93

封切当日の夜中0時過ぎからUnited 93を六ヒルで観る。初日ということもあってか、夕方の時点で残り数席しか予約できない混雑ぶり。
この映画は9.11の犠牲となった4機のうち、唯一目標に到達しなかった機上を克明に再現したドキュメンタリータッチのもので、余情なく事実を淡々と描くゆえに、心の奥に深く突き刺さるものがあった。観終わるとグッタリするほどプレッシャーを受けつづけるので、エンタテインメントにはならないが、この時代を生きるひとりの人間として、見ても損はないと思う(というか、僕はこういうのが元々好きなのだ)。
この秋は、ワールドトレードセンター不都合な真実などの社会派の映画が続く。抜け目ないハリウッドのプロデューサーが、ブッシュ再選後のアメリカや世界の風向きを読み取った結果が、この方向性なのだろう。TVとのメディアミックスとか、そういう小手先の手法論抜きで、まずは小泉政権後の日本映画のお手並み拝見。日本沈没(新版)みたいなのをもう1回作ったら、2度と邦画は見なくなるだろうけど。
<make a donation to Flight 93 National Memorial. --I did.>



2006年8月10日木曜日

trad Japanese election

electionといっても、長野県ではなくて出身大学の評議員選挙の話。それから、ED話ではないので、lとrを間違えないように。



夕方に、会社の若手営業担当が恐縮したような、困ったような顔をして現れた。「いやぁ、仕事じゃないんですが・・・」と言い訳がましい。
聞けば、大口のクライアントの社長が今秋の評議員選挙(社外取締役のようなものか)に立候補するので、もし弊社に○員(卒業生をそう呼ぶ)がいたら、票を取りまとめるよう頼まれた=命ぜられたとのこと。かわいそうに、この担当が懇意な他社の分まで頼まれて連絡してみたところ、すでに別のネット系コングロマリット経由で刈取り後だったとか。もう21世紀なんだから、仕事とからめた集票活動は実にいただけない。たかが大学だし、そこに利権があっては困る。


多分この社長本人は、明示的に集票を命じていないけど、社内の3■会まとめてねとか気軽に言っちゃって、それを聞いた下が勘違いして(あるいは、すーぱーさらりーまん管理職が功名心にかられて)こんなことやってるのだろう。
あとで例の営業から、先方広報部名の依頼文書がメール添付で転送されてきた。先方はこれで足がついちゃうことの危険性が分かってるのか、それとも毎回いろんな会社でやってるから大丈夫と慢心しているのか(前職は学閥が弱いところだったので、経験なし)。私人として臨むべきところ、会社組織を挙げて動いているとしたら、それは私物化。
そんな「上」のガバナンス感覚と、「中・下」のプリンシプルの欠如に大きな×を。


今回は営業担当の顔を立てざるを得ないようなので、僕の投票用紙を提供することにしたが、少なくとも僕がこの社長の会社で証券口座を作ることはないだろう。


それにしても、ここ最近時計が逆回りするような出来事が実に多い。景気回復と守旧派の台頭というのは、相関性が高いのか。それがわれわれ日本人の精神性なのか。アー、ムナクソ悪い。


2006年8月7日月曜日

taking exercises

Dsc00033酷暑続きの今日このごろ。ご苦労にも一番暑い昼下がりにトレーラーを引いて訪れたはGさんのガレージ。慣らしがほぼ済んだ僕のTecnoを、シャシダイでキャブセッティング出ししてもらうべく、預けに伺ったのだ。
そういえばBrabhamは?と訊いて、うんアレと指差された先には、BT23のローリングシャシーが。Nanni GalliがAlfaのエンジンを積んで走ったという、由緒あるF2だ。Gさんが手に入れて何年も経つが、お客さんのクルマの面倒を見るのに忙しくて、なかなか手が付けられなかった。でも狭角ヘッドの1600エンジンに加え、ようやくFT200ミッションも手に入ったので、材料は全部揃ったそう。来年ぐらいには、一緒に走ることができそうで、楽しみだ。



Dsc00035 Gさんのところから戻り、空荷のトレーラーの隣のGiuliettaに3ヶ月ぶりに火を入れる。例のごとく1発で掛かったまではよかったが、1速に入らない・・・そう、クラッチが張り付いている。仕方なくリアをジャッキアップして剥がし、虫干しを兼ねてその辺を20分ほど一回り。内張りのないアルミの殻に包まれて、空焼きされたニンニクみたいな状態でご帰還。



ガレージから自宅に戻ると、今度はMoultonで買い物がてら1時間ほど一回り。界隈は最近買ったとひと目でわかるミニヴェロやMTBがたくさん。フラフラ走るそばを倍以上のペースで快走して、乗り手もちょっとexercise。



そんなわけで今日は、手持ちの乗り物すべてを動かした有意義な1日でございました。扇風機に当たりながら、冷えたamontilladoが実にウマい。



2006年8月6日日曜日

bingo for Loto winner

みずほ銀行のアンケート調査による宝くじ長者の人物像。
「T.K.氏」って僕のことだ!僕の星座「おとめ座」も女性だったら1位。
じゃあ、ここはひとつ行ってみますか・・・って乗せられるわけないじゃん。
浮利を追わず、着実な人生を歩みます。僕のことをもろもろ知る方々には、説得力ないけど。



2006年8月4日金曜日

業務連絡(Formula Fordなみなさん)

HFRのBBSより、こちらを見ている方もいらっしゃると思うので、マルチポスト。
以前BBSでお知らせしたHFRのClass 2(Formula Ford)の車両ガイドライン案(v1.0)ができあがりました(こちらをクリック:pdfファイルです)。
今までいただいているご意見・ご要望は満たしたつもりですが、まずはご確認いただき問題点等は随時ご指摘ください。関係各位のOK出しを経て、正式版となる手筈です。
これでOKがもらえれば、アメリカ/日本のHistoric FF交流戦ができるし、クルマの行き来も楽になるはずです。インターネット時代は、こうやってお互いのプロトコルを合わせなきゃというわけ。



#それにしても、僕がつくると(法務担当でもなんでもないのに)なぜか契約書チックになってしまう。以前、軽ーい販促ページが得意な同僚に、アンタが書くものはカタい長いといわれたのを思い出すな。



2006年8月1日火曜日

a surprise with Mille Miglia 2007

誰も書いてくれないので、こういう役回りは僕が。
2007年のMille Migliaの運営権が、これまでと違う会社に移るとの情報がアメリカから入ってきている。24年間運営を行ってきたMarva Srl.(Franchi氏など)が、他社コンソーシアムに入札で敗れたのだそう。巨額なカネの行き先がBresciaからRomeに変わっただけだ、との冷めたコメントつきだったが・・・



その筋によると、これまでも毎年、Auto Club Bresciaに対してMille Miglia開催権の入札が行われていたが、Marva Srl.以外は応札しなかったため、実質的に1社随契だったとのこと。
2007年分についても、例年通り入札が実施され、380,000Euroの入札開始価格に対しMarvaが525,000Euroの札を入れてシャンシャンと思われたところ、Gruppo Meet+Mac Events+San Remo Rallyのコンソーシアムが1,000,000Euro以上で落札してしまって、アラ大変。このコンソーシアムは既にSan Remo Rally Historicを開催しているチームなので、運営能力はあるようだ。コンソーシアムの編成経緯は別説を聞いたこともあるが、ここでは書きたくない。
AC Bresciaは、本入札が公式化されていないとのコメントを出しているようだが、結果は結果。数年前にUSではHSRとSVRAが合併するような動きもあったし、あまりこういうことは驚くことでもないと思う。それよりも入札価格の上昇分を何で回収するかの方が問題で、今までよほど杜撰な経営をしていない限り、放映権、エントリーフィー、スポンサーフィー、商標使用のロイヤルティの少なくとも一部がアップするのは明らかだろう。スポーツライツとしてみれば、1億なんてとても安いので、あとちょっとすればBernieやMaxが出てくるのでは。それを食い止めるのは透明性(リンク先の「F1ビジネス~」参照)・・・ですかね。


それにしてもこの話、どこの雑誌も報道してないようだ。タダメシ/タダ酒の不勉強で生きてると、ニュースソースも限られてくるのかもな・・・と、毒吐いておきます。