2006年8月15日火曜日

United 93

封切当日の夜中0時過ぎからUnited 93を六ヒルで観る。初日ということもあってか、夕方の時点で残り数席しか予約できない混雑ぶり。
この映画は9.11の犠牲となった4機のうち、唯一目標に到達しなかった機上を克明に再現したドキュメンタリータッチのもので、余情なく事実を淡々と描くゆえに、心の奥に深く突き刺さるものがあった。観終わるとグッタリするほどプレッシャーを受けつづけるので、エンタテインメントにはならないが、この時代を生きるひとりの人間として、見ても損はないと思う(というか、僕はこういうのが元々好きなのだ)。
この秋は、ワールドトレードセンター不都合な真実などの社会派の映画が続く。抜け目ないハリウッドのプロデューサーが、ブッシュ再選後のアメリカや世界の風向きを読み取った結果が、この方向性なのだろう。TVとのメディアミックスとか、そういう小手先の手法論抜きで、まずは小泉政権後の日本映画のお手並み拝見。日本沈没(新版)みたいなのをもう1回作ったら、2度と邦画は見なくなるだろうけど。
<make a donation to Flight 93 National Memorial. --I did.>



4 件のコメント:

  1. このドキュメントは制作途中からイロイロと話が流れていて、興味深かったのだけれど、どうも、ハリウッドならではの保守派プロパガンダの匂いが強くて、見る気になれないんですよね。たぶん、みたら自分は泣くだろうし(笑)、心に深く入り込まれてしまうと思うだけに。
    最後の5分間を、公表しない政府の態度に疑問もあるし。。

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  2. ちょうどイギリスでサッチャー~メイジャー政権が終わった頃に「トレスポ」や「フルモンティ」がヒットしたように、
    小泉内閣(あるいはその後継内閣)が終わったら、日本版のトレスポがヒットすると睨んでいます。
    電車男~アキハバラ@DEEP~7月24日通りのクリスマスはその予兆だったりしますが、
    恋愛じゃなくて、もっとキツイテーマの話が観たいです。(笑)

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  3. 国防総省に突っ込んだのはハイジャック機ではなくリモコン操縦の無人機だったのは明白、という報道が直後からなされていたし、WTCの2機も真珠湾と同様ヤラセに近いという説も強い中、たまたま居合わせた人達の姿を描くのは意味があるのでしょうね。

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  4. あれから既に5年も経ったのかと思うと色々複雑なモノを感じる。
    知人と一緒に大いに遊んだ後、帰国すべく高速道路を走行中にトンデモないコトがNYでおきていたとは露知らず。道理で飛行機の時刻が軒並み遅れる訳だ(変なコトされていないか調べていたのでしょう)。
    成田の大型TVに映し出された映像を見て「何の映画だ?迫力無いな〜」などと思ってしまった自分を恥じる。飛行機内では一切ハナシが出なかった(当たり前だ、そんなコト知っていたら乗るもんか)から、軽いウラシマ状態。
    後に出版された写真集は購入し、何度か書棚から引っ張り出して見ているが未だにショックは薄れない。今回の映画にも興味は有るが、こういうのを映像で見ると大騒ぎしてしまいそう。
    あと、その後の大国の「目には目を」の大義名分で「目には目と歯を」な行動と、それに追従した島国の動きに暗鬱。

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