2007年8月27日月曜日

racing may ruin your career - like Christopher Cross

急に思い出してChristopher Crossの旧いPVを探したら、やっぱりあった。その昔、土曜の晩のベストヒットUSA(涙)で見た記憶があったのだ。



しっかし、当時の記憶通りに、PVも楽曲も駄作だなぁ。スロー&メロウ(笑)が持ち味のAOR系のChrisには、無理している感アリアリ。安手の自動車番組みたいな映像も、突っ込みどころ満載。2台だけしか走ってないのに観客が盛り上がるというお寒い設定、Cosworth BDDなのにスパイ針が10,400rpmで止まってる(ってことは壊しちゃったのね)などなど。


彼はこのころ相当レースに入れ込んでいたらしく、実際にこのPVに出ているFormula Atlanticあたり(多分SCCA Regionalレベル)で走っていたらしい。恐らくは頭の中の半分以上はレースのことだったのではないか。その結果がこのPVで、この曲だ。ちなみにこの曲を収めた1985年のアルバム"Every Turn of the World"(ジャケットはもちろんRalt駆る彼の写真)は全米チャート40位にさえ入れないほどの失敗作に終わり、以降トップチャートには登場していない。
・・・レースに入れ込むのもほどほどに。自戒をこめて、敢えてこのPVをここに紹介しておきます。


ただ撮影場所のWillowSprings(LAから200kmぐらい東)は以前から走ってみたいところだし、本当はちょっとだけ楽しませてもらった(余談ながら、以前持っていたGiulia GTVのホームコースがここで、砂漠系の小石がたくさんグリル裏から出てきたっけ)。アマチュアレースっぽい風情は親密感があっていいもんだ。このRT4あたりは僕らでも乗れるし。


2007年8月21日火曜日

messing 2.0

ユーザーサーベイの、もっというとCGMとかWeb2.0(コンテンツマッチング広告)の限界ってこんなとこか。
それをメシのタネにしてるから心中穏やかじゃないけど、"AMUSING ADS"っていう言い方はなかなか気に入った。逆説的だけど、amusingじゃないADが多いから、irrelevancyを楽しんじゃえというわけ。
この男の子はカワイイから許してあげるけど、よい子はマネしないで。





<拙訳>



 「『チューイングマガジン』のアンケートを書いてるとこだよ」



 「えーと、毎週いくらガムに使ってる?・・・ってとこは500ドル、歳は43さい、好きな味は?ってとこはガーリックとカレーって書いちゃった」


 この雑誌、これでたのしげな広告が早速載りそうだね」

 「データのインチキってダーイスキ」



source by Techcrunch



2007年8月16日木曜日

GILCO

Gilco_3 僕が大好きなウェブサイトのひとつ、GILCO DESIGNに触れずにはいられない。



FIAT系のスペシャルで名を特に残すGILCO(創業者のGilberto Columbusが語源)だけど、もともとはGilbertoの父が興した鋼管メーカーA.L.Columbusの応用製品の研究所として戦前に設立された(Gilbertoは次男。現在のColumbus Tubiは1977年に自転車用鋼管メーカーとして経営分離したようで、おそらくはイタリアお得意のお家騒動があったのだろうか)。
創業当初の自転車のクロモリ材やbauhaus系家具材、戦時中の航空機材料を経て、戦後はこのリストの通り、Maseratti A6/150-300S、初期のFerrariなど重要な自動車のフレームを手がけた。80年代から90年代にかけてのColnago Masterには、パイプの長さ方向に長い潰しを入れて剛性を上げた鋼管が採用されており、GILCO Colnagoという呼ばれ方さえする(鋼管自体はColumbus製だそうだが)。他の分野でも椅子やヨットなど、Gilbertoの多芸さが伺える。
GILCOは1966年にTrafiltubiという鋼管メーカーを買収しており、これ以降は特に望む材料を手にできるようになったはずだ。



・・・と、ここまで書いて、なんでこんなにGILCOのサイトが好きなのかがやっとわかった。
理由は、デザインと性能、作り手の思い入れという、僕がイタリアのモノに期待するすべてを表現しているからに他ならない。
特にイタリア製のフレームが大好きな僕としては、図面やTrafiltubiの製品(断面)なんかを見るだけでワクワクしてしまう。僕のTecnoに使われているような楕円クロモリパイプもあるし、いわゆる「ムシ」の旧いスペースフレームを直している方も、ここの材料を当たってみる価値があると思う。
あー、久しぶりにイタリア行きたい。



#あと数ヶ月経つと、どっかの雑誌でGILCOの記事が出るかも。最近よくライターさんがパクってくださるんで(笑)



2007年8月12日日曜日

Barn find in Portugal

<以下本文抄訳>
NYに住んでいた男が、退職金の堅実な使い道を熟考した末に、人生最後の家をポルトガルで買った。15年間空家の質素な農園で、相続する者もなく国庫に物納されたものだった。下見に数名が来たものの、大きな納屋の内部を確かめる者はなかった。なぜなら鉄の扉が溶接されて開かないからで、余計なお金を払ってまでそうする気も起こらなかったというわけだ。とにかくは、そんな風にしょぼい不動産だったから、買い手がつかないままだった。



そういうわけで、半額でこのNYの男がここを手に入れると、移ってくるなり納屋を開けることにした。どうにも、好奇心には抗せなかったというわけだ。発電機と夫婦二人分のグラインダーを買ってきて、扉の溶接を削り落とすと・・・・・・
>>>写真はコチラ>>>



>>>SCMが抜粋したリストはコチラ(pdf)



hot from the oven

Dsc00308夏休みなので2晩だけ、酷暑の東京を抜けて、街中でクマにオバサンが襲われた騒動の地に行く。
せっかくなのでES30で出かけたが、いきなり環7が大渋滞。
気温35℃の中では、黒い屋根、デカイ窓+後ろ半分がハメ殺しで風の抜けない室内、そして熱容量のデカイV6と床下のトランスアクスル・・・と、まさに対流型オーブンのごとき酷暑。
水温はジリジリ上がり続け、97度ぐらいに達したところでクーラーを止める。そしてついに100度に達したところでヒーターを入れる始末。正直、高速乗るまでに、マジで引き返そうかと思ったくらい。真夏の日のある時間に乗ってはいけません。



Dsc00311_2オーブンといえば、時々気が向くと(通常は夜中に酔った勢いで)作るカスタードプディングを携えて行った。幸いワインディングでの横Gにも耐えてくれて(笑)、溢れずに無事到着。
余談ながら、僕はプディングを「お菓子のフォーミュラフォード」と呼んでいる。基本は卵と牛乳と砂糖というきわめて安い材料(素のKentエンジン+シングルキャブ)だが、うまいヘタや経験とちょっとしたレシピ(ドライバーとチューナーのウデ)によって、出来上がり(ラップタイム)に差が出るばかりか、時にもっと高級なお菓子(格上フォーミュラ)に匹敵できることさえあるから。
フォーミュラフォードはまだモノにできてないけど、(オトナっぽい味だからか)プディングの方はかなりモノにできたらしく、各所で指名をいただくようになってしまった。ちなみに某ua2さんも得意らしく、男同士でそんなことを言っていていいのかどうか。


#ところで、もう今は東京におります。水温が気になって、高速は窓全開クーラーOFFで帰ってきましたとさ。


2007年8月5日日曜日

old wine in old bottles

Dsc00294旧めのパーツを集めながら、僕のde rosaはあとちょっとの作業で本来の姿に。そして今日は、高校のときに使っていたハブやフリーホイールの回転系を清浄して、組み直し。



今となっては貴重品のRegina Oroのフリーホイールは、内部清浄の後に最新のテフロン系潤滑剤を入れてみたところ、まったく潤滑効果なし。結局当時使っていたSturmey Archer(!)のサイクルオイルを充填。すると、信じられないほどスムーズで静かになってしまい、実に驚かされた。



Dsc00295_2一方Campy Super Recordの前後ハブは、Michelinのグリースを使ってみたら、粘度が足らなくて使い物にならず、写真のように赤く漏れ出した。某チェーン展開系サイクルショップYで「バラ玉ハブでホントにダイジョブだよね?」と確認して買ったにもかかわらずこの体たらく。その場でわからないといわれても腹立つけど、知ったかぶりでこういう結果になるのはもっと腹立たしい。
代わりにCampyの旧いグリス(写真左)を使おうと一瞬迷ったが、防湿性に乏しいので、クルマに使っているKendallのリチウムグリスに詰め替え。慎重に玉押しを調整すると、ガタなしで、抵抗も少ない当たりが出た。角のない、実にキモチのいいフィーリング。やっぱり、最後にヒトの手が入ったパーツならではの感触である。



フリーホイールにしてもハブにしても、旧いパーツは昔どおりの潤滑と正しい調整を保てば、いつまでも使えそうなことがよくわかりました。
いわば「旧い革袋に旧いワイン」ってところか。



2007年8月1日水曜日

Campy vs Superbe

Dsc00292Dsc00293



太古のブレーキレバーを並べて比較。写真左がCampagnoloスーパーレコード、右は僕が高校のころに使っていたサンツアーシュパーブ。



シュパーブがCampyをコピーしていることは一目瞭然だが、きっと東大阪あたりの工場で、Campyのパーツを手にしながら「ココをちょっと変えて、コイツと同じぐらいエエやつ作ってやー」とかやってたのではないかな。仮定の話ではあるけれども、その悪気無さがなぜか微笑ましい。