2007年8月16日木曜日

GILCO

Gilco_3 僕が大好きなウェブサイトのひとつ、GILCO DESIGNに触れずにはいられない。



FIAT系のスペシャルで名を特に残すGILCO(創業者のGilberto Columbusが語源)だけど、もともとはGilbertoの父が興した鋼管メーカーA.L.Columbusの応用製品の研究所として戦前に設立された(Gilbertoは次男。現在のColumbus Tubiは1977年に自転車用鋼管メーカーとして経営分離したようで、おそらくはイタリアお得意のお家騒動があったのだろうか)。
創業当初の自転車のクロモリ材やbauhaus系家具材、戦時中の航空機材料を経て、戦後はこのリストの通り、Maseratti A6/150-300S、初期のFerrariなど重要な自動車のフレームを手がけた。80年代から90年代にかけてのColnago Masterには、パイプの長さ方向に長い潰しを入れて剛性を上げた鋼管が採用されており、GILCO Colnagoという呼ばれ方さえする(鋼管自体はColumbus製だそうだが)。他の分野でも椅子やヨットなど、Gilbertoの多芸さが伺える。
GILCOは1966年にTrafiltubiという鋼管メーカーを買収しており、これ以降は特に望む材料を手にできるようになったはずだ。



・・・と、ここまで書いて、なんでこんなにGILCOのサイトが好きなのかがやっとわかった。
理由は、デザインと性能、作り手の思い入れという、僕がイタリアのモノに期待するすべてを表現しているからに他ならない。
特にイタリア製のフレームが大好きな僕としては、図面やTrafiltubiの製品(断面)なんかを見るだけでワクワクしてしまう。僕のTecnoに使われているような楕円クロモリパイプもあるし、いわゆる「ムシ」の旧いスペースフレームを直している方も、ここの材料を当たってみる価値があると思う。
あー、久しぶりにイタリア行きたい。



#あと数ヶ月経つと、どっかの雑誌でGILCOの記事が出るかも。最近よくライターさんがパクってくださるんで(笑)



4 件のコメント:

  1. コロンバスと言えば私も好きなチューブメーカーですが、今まで所有したフレームの中ではGITANEのマッハに使われたアルミチューブが唯一のものでした、それにしてもGILCO製のクロモリフレームがあるとは全く知りませんでした。
    日本には入っていないのでは?カーボンリアバックの05’モデルなどは受けそうなデザインですが。

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  2. ごうも、ご無沙汰しています。
    GILCOがこんなマニアックなWebを運営しているとは・・・・・
    こりゃ、当分にやにや楽しめそうですよ〜〜

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  3. >エスロクレーサーさん
    GILCOの最新型は、日本では売ってなさそうですね。地味な裏方なんで、ネームバリューが足らんのでしょうか。その代わり、トップチューブなんかの潰しは「ジルコ加工」という呼び方が定着しているようです。
    >marqueさん
    ミラノ暮らし如何ですか?GILCOは10年以上前に本が出ていて絶版だったところ、最近GILCO60周年・Trafiltubi40周年ということで復刊なったようです。webもこの本がベースになっているように見えます。僕も(他の本とあわせて!)手に入れてみようと思っています。
    http://www.libreriadellautomobile.it/viewbook.asp?idbook=1671&PAgenv=1

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  4. どうも・・・・ イタリアは旅行、また趣味を満喫するのはよいところかもしれません。ただ生活は・・・・ご想像にお任せいたします。
    最近はどこも60周年が多いですね。それだけ60年前に多くが盛んに作られたということですね。。。

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