2008年6月30日月曜日

leveled, squared, aligned

Dsc00671次のレースまであと2週間になって、慌ててアライメントを取り直し。
今回は水平出ししたトレーラーにウマをかわせて定番の代わりにして、自宅で心ゆくまでトライすることに。というのは、先日エンジンを脱着したことで、特にリアのアライメントに一抹の不安を感じたため。



いわゆるアライメントゲージを持たない僕は、鉄骨を溶接してアライメントバーを作ってもらい、前後方向に墨出し用の紐を張る、最も簡素にして正確な手法にトライ。また、アライメント用ホイールなんて作れないので、厚手のコンパネで代替。あとは大学以来久しぶりに買った関数電卓(ええ、一応理系の学生だったんで)と、Longacreのキャンバーゲージと水平ゲージと金尺や鉛筆とテープがツールの全て。





・・・そして、約12時間掛かって4コーナーすべてのアライメント調整まで完了。

腰が悪い方にはお勧めできない作業だけど、手を汚しながら乗ることで、クルマを身体の延長線上に置くためには、いい方法だと思う。結果が待ちきれないほど楽しみだし。
ご自分でおやりになる方には、how to含めてお教えしますよ。
僕自身としては、次はバンプステアの計測・調整に取り組みたいところ。マイクロゲージを固定する方法が必要になります。


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ところで作業スペース確保のために、カウルの置き場がなく、哀れSZは下敷きに。
・・・ゴメンね。苦手な梅雨が明けたら、もう少しちゃんとしてあげましょう。


2008年6月22日日曜日

collezioni Tecno(4)

Dsc00660Dsc00667以前書いたすごいモノとはこちらです。さて何に使われていたものでしょう?
ヒントは、ボア80.9mmと、右のエンブレム(旧いので緑青が生えてますね)。



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答えは、TecnoのF1やスポーツカーに使われたFlat12/8の、当時のピストンとコンロッドです。


写真右:見難いけどCosworth製のピストンで、Tecno PA123/3(engine#3、Flat12)に付いていたもの。
写真中:Lolaに積まれたTecno Flat8(2liter)からのもの。メタルが焼きついて大端部がとろけており、ロッドの真ん中辺りまで変色。ピストンのサイズは、Flat12と一緒です。
写真左:こちらもTecno Flat8(engine#14)からのものですが、こちらは"NOVA M"の刻印があるようにNovamotor製。言うまでもなく、こっちのFlat8はかつて生沢徹がGRD S74でトライしたエンジンと同じタイプです(現物はengine#7/#4ですが・・・そのあたりはこちらご覧ください)。


これを下さったP氏に教わったことですが、何とTecnoのFlat12/8のピストンやバルブなどの基本コンポーネンツは、Cosworth BDAを流用していたとのこと。ただし高価だったので、スポーツカー用のFlat8では、品質は若干劣るけれども、Novamotorsオリジナルのパーツをイタリアで作ったそうです。


F1とはいえコスト削減(Tecnoはお金なかったでしょう・・)や品質の点でも、採り得る最善の策だったことは想像に難くありません。当時Tecno F2用にはFVA・BDAを独自にチューンしてPederzani/Novamotor名でリリースしていた彼らとしても、勝手知ったるエンジンだったはずです(キョー氏のF2に付いてきたスペアのFVAはPederzaniではありませんでしたか?>イサリオさん)。


そもそも、BDAの狭角4バルブとペントルーフ型燃焼室を流用すれば、基本的な燃焼性能も同一となるはずで、短期間に自社エンジンを開発するためには、理にかなった開発手法と言えなくもありません。現にCosworthはFVAを基本的には2個組み合わせてDFV(その名もDouble Four Valve)を作ったわけですから。
ただしTecnoの場合、残念ながら結果は伴いませんでしたが。


壊れたパーツからも、エンジニアやメカニックの想いを想像することができます。だからこそ、僕はエンジンというものに、単なる動力源以上のハートを感じるのだと思います。


2008年6月16日月曜日

busman's father's day

Dsc00670今年の父の日はイギリスから手に入れた写真を額に入れて2枚ほど。
左は1932年のArds TTでWhitcroftが勝ったときのBrooklands Riley。左はTT Spriteのワークスチーム@おフランス。
日頃の親不孝と、今世紀中はなさそうな孫だの嫁だのということは、これで勘弁してもらいましょうかね。



2008年6月15日日曜日

round trip

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本日はTecnoのエンジンをチェックのために、ガレージ・フェイズワンで脱着をしていただく。
補器類やドライブシャフトを切り離して、クレーンで慎重に持ち上げて、サンプを開けると、以前砕けたタコメータードライブのフランジの破片を回収(右・半円筒系の破片)。幸いクランクなどと当たった跡もなくホッと旨を撫で下ろす。
あとは、タペットカバーから大量にオイルを吹き出す問題の対策として、タペットカバー裏にバッフルをつけることに。すでにリークダウンテストでシリンダーやバルブの気密性はチェック済=通常のブローバイではなかろうという見解になり、まずはこのバッフルのみで対策することに。
本作業、15:30ごろにスタートして、20:30ごろに終了。Wさん、フクちゃん、その場でまるで阿修羅のような手数で助けていただいたみなさん、ありがとうございました。



2008年6月9日月曜日

collezioni Tecno(3)

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また素晴らしいモノをいただいてしまいました。今度はMartini Racingの1974年のカレンダー。題材は前年の活動のハイライトなので、もちろんChris Amonが乗るTecnoのPA123が。



これには面白い裏話があって、某誌のMartini特集のコーディネートをされているユーコさんが、Torinoにて急にクルマを修理しなければならなくなって工場に寄ったら、旧いMartiniのカレンダーが掛かっていたそう。何かピンときて、いろいろ訊いてるうちに仲良くなって奥を見せてもらったら、ごっそり旧いカレンダーがあって、それをそっくりくれたそうで、Tecnoだから僕にくれたというわけ。
僕の手許に届くまでには、いろいろな方々の善意のリレーがつながっていて、その末端にいる僕はただただ感謝感激するのみだ。ユーコさん、それからこれをイタリアから持ち帰ってきていただいたハヤタさん、ありがとうございました。



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さらにMartini関連の取材で、以前Tecnoの資料や写真をわざわざ送ってくださったP氏の許を訪れたところ、僕に渡してくれとのことで旧いAutosprintを2冊。もちろんそちらは、Tecno PA123/1が。こちらにも、全く僕は感謝感激するのみ。さらにすごいモノを託していただいたことが判明し、いったいどうしたらよいものやら(こちらは別の機会に)。


ところでこのAutosprint72年9月号の巻末には、当時のレーシングカーの価格表が。
Surtees TS 9(F1)がコンプリートで3000万リラ、Brabham BT38(F2)がエンジンレスで550万リラ、AMS 1000(Novamotor)がコンプリートで720万リラ。2000GTAmでさえコンプリートが820万リラ、1000TCRにクーゲルフィッシャーのインジェクション付で400万リラ。
比較の参考までに、当時のDino 246GT(Berlinetta)がたった580万リラ、Miura P400SVで963万リラ。


・・・・・ああ、あのとき買っとけば良かった。4歳だったけど。


2008年6月5日木曜日

iPhone's coming

結局孫さんの手に落ちたようで。
5万台ぐらい売れればいいのでは?との見立てですが、広告宣伝費とみれば高くないかも。
http://broadband.mb.softbank.jp/corporate/release/pdf/20080604j.pdf



2008年6月1日日曜日

motor ascii arts

q.M.pさん主催の、今はなくなってしまったBBSで、ある時期ミョーに盛り上がった企画をフッカツさせてみようかと。
クルマの絵をアスキーアート(実際は全角文字もOK)で各人が書くだけなのだが、うまく特徴をとらえた絵もさることながら、車種の選択に趣味や人柄が反映されて面白かったのだ。



・・・ということで、拙いけどまずは僕から。
みなさん、後ろに続いてくださいね。



・AR Giulietta SZ (o _v_ o)


・AR 1750GTV      [OO-V-OO]

・Alpine A110 Berlinette (_Oo _|_ oO_)