2010年4月5日月曜日

Brooklands' land

世界初の自動車専用パーマネントレーストラックというべきか、Brooklandsの跡地にあるミュージアムの敷地30エーカーが、運営主体に無償供与されることになった(追記;自由保有権--世襲としてまたは終身権として保有できる権利--の贈与・・が正しい表現のようです)



寄付したのはなんと、日本たばこの海外部門JTI(Japan Tabacco International)。JTIは2006年にイギリスのGallaher(B&H、Silkcutなどのブランドを保有)を買収したが、このGallaherの工場はもともとBrooklandsにあって、JTIのHQは今もBrooklandsにある。

もともとこれらの土地をBrooklands Museum Trusteesを核に、いわば一坪地主的に買い足そうとする運動があって、JTIはある意味これを後押ししたことになる。
それとは別に、2006年にDaimlar BenzがBrooklandsの周回路の一部と滑走路を含むインフィールドを自社用に入手している。

さらに最近は、昨今のUKっぽい嫌味なホテルもできたようだけど、こっちはちょっと。。余談ながら、これを報じた某ライフスタイル誌は"ブルークランズ"と書いてたが、USトラッドアパレルやら、オフィスコーヒーやらみんな"ブルック"って読んでるんだから校閲で落として欲しいところ(笑


翻ってわが国といえば、多摩川スピードウェイの跡などは旧グランドスタンドに姿を残すのみ。K3やT35やCurtissを持っていっても、所詮は風情のない野球練習場の上で写真をとることになる。

レース関係各社がせまーい窓口権の取り合いだけやってる限り、第三者が社会的な意義を認める文化たりえることは永遠にないと断言したい。

僕が生きている限り、文化足りえる日は来ないものという諦感はあるものの、英日の差を実感するにつれ、どうにもやりきれないんですけど。だってイギリスには自動車産業はもはや存在しないのにこれができるんですから。



4 件のコメント:

  1. 浅間火山レース場もグランドスタンドの残骸のみ、船橋サーキットは言わずもがな。富士の30度バンクが(一応)残っただけでも善しと割り切・・・れないなぁ。
    言われてみますと、大英帝国のR-RもBentleyもJaguarもAston Martinも・・・どうしてこうなった?

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  2. >CLOTさん
    まあ、日本じゃ望むべくもないことかもしれませんが、Trustが文化財として保有できるところが違いますよね。
    私企業が所有すると、好不況で所有者が二転三転したり、目的外使用されたりするリスクがあるわけで、そういうリスクを隔離しているのですから。
    今回の件もおそらくJTIにも贈与メリット(税控除?)があるはずで、そういう行政を含めた社会的なサポートが文化をつくるのだと思っています。

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  3. ちょうど先月に多摩川の昔噺を伺ってきたので、このような状況には痛し痒しな気分になっている今日このごろです。
    ところで、K3やT35やCurtissを多摩川の跡地に運んで撮影するとかいう計画は30年ぐらい前に公表されたようですが、その話は実現したのでしょうか?

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  4. >ichi-xさん
    >>30年ぐらい前に公表
    どうなんでしょ。道路使用許可がいるかどうかわかりませんが、ゲリラ撮影ならすぐ明日にもできそうなんですけれどもね。
    本来なら、記念碑のひとつぐらい植えるべき話です。何だかなぁ。。

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