2010年10月26日火曜日

HAFJ 2010

10月24日のネコヒス@FSW参加のみなさま、おつかれさまでした。

今回は家計を傾かせてまで2台もエントリーしましたが、まずは(問題の)Tecnoの方から。


Grid





今回5mmと走らせた経験さえなくいきなりコースに出ましたが、幸い車体側はほぼ問題なしでした。

まっすぐ走り、ブレーキは非常によく効き、USの友人に訊いたスプリングレートの感触も悪くなく、ターンインは素直で、(タイアが太いため)クイックに左右Gが立ち上がることが印象的でした(下記の問題によりスピードはたかが知れていましたが)。

ただし、エンジンではつまづきました。すでに数日前に判明していたのですが、USで作ったヘッドが二次エアを吸っており、結果的に4000rpm以上が回らなかったのです。

実はこのヘッドはStrombergヘッドをWeber用にコンバートしたもの、つまりはもともとのヘッドをポート面で切り落として、別体のインマニをボルトオンした構造となっていますが、合わせ面の工作精度が非常によろしくありません。金曜日にこの問題が判明したため、当座の対応策で耐ガソリンのシーラントを厚塗りしてもらったのですが、それだけでは残念ながら不足するレベルの面違いでした。

まずはこれからヘッド供給元に強硬なクレームを入れながら、今冬に解決策を練ることになります。本プロジェクトの大半の遅れは、カムを含めてこいつのせいなので、相当ハードにやらざるを得ませんね。


Gtv6eTecno そしてもう1台走らせたのは、GTV6 Gr.A "totip"でした。実は少し前に譲っていただいたのですが、隠してました。

当然今回は初乗りです。・・が、スケジュールが押して真っ暗の17時過ぎから、さらに急速に天候悪化して雨中の初陣です。

Hoosierでも、当日は晴れと見て、持ってきたタイアは、浅溝のHoosier製セミスリックのみという判断ミスをやってしまいました(余談ながらこのタイア、なんとUSでは公道を走れるそうです・・もともとはスリックが欲しかったのですが、50%プロファイルの15インチラジアルなんてAVONでも在庫がないのですね)。


Gtv62 おそるおそる走り出してみてまず気づいたのは、メーターランプが点いていないので(別スイッチ?)、レヴカウンターが見えないこと。うっすらオレンジ色に見える2本の針(片方はスパイ針ですが、いくつで止まっていたかも覚えていない!)と見比べるしか術がありません。

前に3台おいてフォーメーションを終え、メインストレートで軽く鞭を入れるとあっさりすべてを抜き去るパワーがあります。ところが前に出ると、今度は目の前が真っ暗に・・・ヘッドランプ上下を覆うテーピングのせいで先がほとんど照らされません。

辛うじて見える1コーナー前の200m-150m・・の看板を頼りに慎重にブレーキングすると(トレッドパターンが頭をよぎります)、ターンインをする場所がわからず外側の縁石を目前にステアリングを切る状況。Aコーナーや最終の峠道も暗闇で、さらには窓が曇り始めてグラブの甲で拭かなければならなくなりました。そんなわけで何度もまっすぐ行きそうになり、大事をとって走行を終えました。

それにしても、4500RPMあたりからもう1段盛り上がるパワー、それからあの音は相当に快感です。

AP製に交換されているキャリパー、ストレートカットのギアは、いい意味でそれらの存在をドライバーに感じさせない、自然なドライバビリティを提供してくれました。ES30や75で慣れ親しんでいたものではありますが、トランスアクスル特有のマスや遊びを感じません。

こんな思いは久しぶりですが、今度は晴れた明るい場所で早く乗りたくて仕方がありません。あの大音量を許す場所は非常に限られますけれどもね。


そんなわけで、たくさん走れたわけでも、よい結果が出たわけでもありませんが、何だかホッとして帰途につきました。こっちがバタバタしていて中を回れなかった分、現地でお会いできなかった方も多かったのですが、それでも相当多くの方々とお話しし、部品や道具を貸し借りし、そして特にTecnoについての激励をいただき、とても幸せな一日でした。

やはり、こういうイベントは少なくとも年に1回は必要です。

来年の開催はまだ決まっていないと聞きますが、ずっと続いて欲しいものです。

それから、今回のエントリーを全面的にサポートいただいたガレージフェイズワンさん・ブルーヘイズさん(Tecno)、クロノカレラさん・ガレージジュリアさん(GTV6)にお礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。


2010年10月21日木曜日

Tecno FB updates(37) +α

もう昨日のこととなりますが、いろいろ進展などがありましたので。


・左リア用Girling D14Rキャリパー到着
D14R_1 D14R_2


イタリアから無事到着しました(写真左がnewキャリパー)。
おそらく新品と思われるもので、キャリパーのコンディションは文句ないものでした。ただしキャリパーピストン外側がローターに当たるため、双方を切削する必要がありました。新旧を比べてみると、ピストンボアの外側の形状が大分違うことがわかります・・・が、よく見ると右側に付いている(問題ない方の)キャリパーは、新しく来たものと同じで、同じく切削されていました。
USの友人がもっていたTecnoにはD12Rキャリパーが付いているらしく、今回ダメだった方のキャリパーのように見えるものだったので、つまりTecnoのオリジナルは切削なしで取り付け可能なD12Rがオリジナルだったのかもしれません。


20101019_P1 すでに、ギアボックスもFSW用に組み替えていただいており(慣らしのことを考えてもハイギアードであるべきですね)、水温計の交換などのマイナーな作業を残して準備完了となりました。ありがたうございました。
でも、都筑の夜は22時でもまだまだこれからです。奥ではLotus 61のオイルポンプ交換やマウント修正でエンジンを釣っていました。


・Xantia修理完了
レースを口実になんとか拝み倒して作業してもらいまして、こちらも修理完了。ホッとします。


・最後に、スリルというかサスペンスな話
Sankakuwari 朝起きると、ベランダ側のガラスを割られていました。しかも施錠まで解かれて。(ウチはマンションの1Fです)
しかし、幸いガラス戸を開けられておらず、モノは何も盗られていなかったため、ガラスの被害だけで済みました。犯人と鉢合わせしないで済んだのも不幸中の幸いでしょう。
犯行は朝3時-8時ぐらいの間のはずですが、なぜここまでやって止めたのか(ガラス戸についている警備会社のセンサーに気づいたのかも)、なぜ在宅中を狙ったのかは謎です。はずされている三角形のガラスは、わざわざ近くの段ボール箱に入れられていました。明らかにプロの仕業です。
警察を呼ぶと鑑識まで来たし、高さ2200以上の大型ガラスのため交換も夕方近くまで掛かり(修理費13万円でした・・保険でカバーされましたが)、すっかり一日がフイになりました。住んで10年になりますが、はじめての事件なのでマンション全体も動揺しているようです。
経済がこんな状況になってくると、社会は物騒さを増してくるはずです。なかなかどのように気をつけるかは難しいのですが、みなさまも打てる対策を打つなど、お気をつけくださいませ。
ではまたsweat01


#会社に「ガラスを割られたので直るまで出社できない」とメールしたら、社内ではオンナ絡みの揉め事で割られたという話で盛り上がったそうです。そう言われてしまう僕ってfuji


2010年10月19日火曜日

Tecno FB updates(36)

今週末のネコ@FSWに向けて準備中のTecnoは、相変わらず問題の左リアブレーキキャリパーのリプレイスが完了しておらず瀬戸際の状況です。そんな週末の進捗をば。


DSC01384




・左リアアライメント取り直し
先日アライメント取りが完了したはずでしたが、左リアのキャンバーを間違えていました。キャンバーゲージはポジもネガも同じ+表示だったこともあって、ポジ0.5度にセットしてしまったという体たらく。作業後に遠くからみればひと目でわかることでしたが、さっさと終わりたかった気持ちが、こういう結果を招きます。本当に自分の頭を砂の中に埋めたくなります。
・・で、ショップの片隅を借りて、水平出しは適当なままアジャストし、今度こそネガキャンに。しめて2hの作業也。

 ・シート制作
DSC01388ひとりではやりにくいので、フェイズワンのみなさまに手伝っていただきました。
撹拌を軽めにウレタンを投入すると・・・発泡が粗くなって結果的に膨張率が上がるようで、尻の下に敷いたビニール袋の容量を越えてあふれました。そればかりかビニール袋が破れてしまい、着ていたツナギの背中はウレタンだらけに。さらに、ウレタン液は中のTシャツやショートパンツ、そして下着まで浸透。背中でウレタンが固まったツナギは、背中に甲羅ができたがごとき着心地に。少しだけカブトムシの気持ちがわかりました。
  そんな風に体を張ってつくったウレタンシートの表面には黒いノーメックスの生地を貼り、遠目にはまあまあな見てくれに。生地にあまり伸縮性がないため、3次元曲面をペラ1枚で覆うことができず、実はガムテープで継ぎ目を貼りあわせた箇所があります。あまり覗き込まないでください。。


・Xantia故障
昨年も気を揉ませてくれた”銀の悪魔”ですが、シートを作りに出かけようとしたら緑色の相当量の下血が。LHMリターンホースの3つ又ユニオンのクラックというおきまりパターン。こんな重要なパーツが安っぽいプラスティック製なので、早晩逝ってしまうわけです。あわてて世田谷のディーラーに駆け込み(到着時にほとんどLHMの量は下限でした)、工場が満杯だと渋られる中で翌週がレースだというキラーワードでサービスフロントを拝み倒し、週中までになんとか間に合わせてくれることに。パーツ込3万の修理代には絶句させられましたが、この際選択肢はありません。
預かり修理となってしまい、7諭吉先生ロードスターをよもやバックアップに使うことになるとは想定外でした。


・Rキャリパーゲット
D14Rキャリパーはイギリスの4箇所のツテすべてで見つからなかったのですが、ようやくイタリアで見つけて、交渉の末買うことにしました。さすがイタリア人、今すぐ必要で、他で売っていないという僕の足元を見て、ペアじゃなきゃダメとかいい始めて15マンの散財。ユーロ安に少し救われましたが。
一旦商談成立すれば大慌てで発送してくれて、中2日で日本の通関に届いて今は配送待ち。現物を見るまで安心できませんが、写真は新品のようにキレイでしたので、何とかなりそうな印象です。


・で、残作業
左リアキャリパーのほか、LSCRに向けて筑波仕様となっていたギアボックスをFSW用に組み換え。もうさすがにタイムアップとなって、ゴメンナサイしてフェイズワンさんにお願いしました。青51Aと並行作業をするようです。


 というわけで、結局今年もすんなりとは行かせてくれません。
まだ1hぐらいしか掛けていないエンジン含め、本来レースであるHFR枠にて、ノソノソとシェイクダウンさせていただきます。みなさん、遠慮なくレコードラインから抜いてください。邪魔で申し訳ありません。
ではまたmotorsports


2010年10月16日土曜日

Grosser versus Corniche -TopGear

TopGearの対決企画。Cornicheを"Captain Slow"(のろま将軍とでも訳そうか)なんてこきおろすのは痛快。


いかにもイギリス的なんてしたり顔で言うものではなくて、あえていうならメディアと提供元の力関係というか、独立性が保たれている大人の関係だからこそできる内容だと思う。もちろんこの企画で扱うのは旧いクルマだから、企業の意図が入らないのは事実だが。


企画トップに出ないんだったらウチは降ります、みたいな了見でしか協力してくれないPR(おっと、アタッシェドプレス)の方々に、その意味(と自らメディアをつまらなくしている責任)がわかってもらえるだろうか。























2010年10月7日木曜日

Tecno FB updates(35)

写真4 形的にはできあがったかに見えたのですが、様々な問題が勃発して、依然として火が入っていない&出走できない状態にあります。よって本日(10/7)のLSCR走行会は残念ながらパスすることに。
その原因はこの左リアキャリパー(Girling D14R)。




昨年はバックプレートからのリークでしたが、今度は内部の詰まり→エア溜まりが解決せず、という状況です。アルゴン溶接をやったらしき場所があるのですが、その内部で通路を塞いだか通路より上に空間ができてしまったようで、どうにもエアが抜けません。プロがオーバーホールしたということでしたが、全く使い物になりません。結局同型を探すことになりましたが、イギリスからは返事が来ず、イタリアにあったやつは値段がWebサイトと違うので指摘したらこちらも返事が来なくなりました。後者でカモにされたくないので、日本人は名乗ってなかったのですが。。

DSC01373 もともとはLSCRまでにエンジンのセッティングを終えて足のチェックだけを済ませて、FSWでは全開のつもりでしたが、おそらうはFSWでヘッピリ腰の試走って感じでしょう。せっかく新品のKONIショックをフロントに奢ったのに。


そんなこんなで日曜には別のクルマを移動。そっちについては、また後日。


なんかまた暗雲立ち込める今日この頃です。ではまたcloud


RIP- Peter Warr


今度はPeter Warrが・・・。まだ若かったのですね。
今ごろはTeam Lotusのメンバーと天国で再会できているのでしょうか。




余談ですが、たぶん僕が人生はじめて英語(というかえいご)を喋った相手が彼でした。
'76の冨士GPプラクティスで両親と再会をよろこびながら僕にはJPSのステッカーをくれたのですが、7歳の僕が「さんきゅーべりーまっち」(とカナ読みで)言って褒められたからよく覚えているわけです。そのステッカーはなぜか親父のスーツケースに貼られて没収され、苦い思い出でもあるけど。