2011年9月5日月曜日

Car Guy, Bean Counter, Enthusiast

フォード-クライスラー-GMの要職を歴任したボブ・ラッツが、経営顧問としてGMに復帰した件

彼の近著"Car Guys vs. Bean Counters: The Battle for the Soul of American Business”は、MBA的経営管理と短期業績偏重がUSの自動車産業の衰退を招いたということが主題のようだ。アンチMBA派が、早飲み込みな快哉で迎えてくれそうなタイトルでもある。

彼の経営手腕をあまりよく知らないけれども、たとえばちょっと前のクライスラーのアナクロリバイバル戦略を安易と考える僕としては、単にベビーブーマーの消費性向(=大人買い、リベンジ買い)を反映しただけではないのかと思ってしまう。それさえわからないbean counter揃いがアメリカの自動車業界というなら、それはそれで、そういうことなのだろう。

それはともかく、プライベートでのボブ・ラッツは、まぎれもないエンスージアストだ。




彼のガレージにはRiley MPH(要は6発のImp。ヨーロッパ赴任時に買ってからずっと持ってるはず)、Cunningham C4RからSteyr Puch Pinzgauerに至るまで、あまり普通ではない組み合わせが収まっている。
言い換えるなら、お金ができるとみなさん揃えたがる、あの手の「ガハハ系」シリーズではなく、自身の感性でチョイスしていることがわかると思う(インタビューでは、パームツリーやら標識やらが飾られたガハハ系ガレージに憧れたような発言があるのは、いささか心配だが(笑))。

Car Guyは、クルマを取ったら何も残らないような根っからの自動車業界人。クルマ基地外はCar Nut。そのいずれにも、「エンスージアスト」が醸す、好事家的でちょっとハイブラウなニュアンスはあまりない。

日米自動車摩擦のときには、相当にbean counter的(& patriot)発言が多かった彼だが、少なからずエンスージアストであることを知ると、少しは親しみが湧くというものではないかな。

5 件のコメント:

  1. 面白い記事ですね。MBAは拝金合理主義の何物でもない気がしています。 60〜70年代前期ぐらいまでの製品のように製作者の心意気が感じるものが好きです。
    効率重視でレイバーコストの安い中国などに大量生産発注を始めたあたりから安かろう悪かろうになった気がします。
    今ではfree chineseをしたくてもどこにでも氾濫しているので……困ったものです
    氏の面白いガレージですねぇ
    自分の好きな種ではありませんが、楽しさが伝わります

    返信削除
  2. ある程度は(実際はどうなのかはわかりませぬが)自分で手を入れて愛でているような、隠れ家的な雰囲気が良いですね。
    写真から漂う空気!?がいかにもUSAぽく感じるのは、古のUKも棲んでいるのが一因でしょうか。

    返信削除
  3. >AN5さん
    クルマのコモディティ化は、われわれでもいろいろ持てることになったのと同じで、ある意味不可避ですよね。ただ、だからといってつまんないものでいいかというとそういうことでもない。ファストファッションでみんなと同じカッコするのを信じられないと思うのも、もはやふるーいのかも。
    AN5さんも、ご自分の感性で好きなものを集めて・・・未完成ばかりになっちゃったというのは、ご自分に嘘ついてなくて◎です。
    >CLOTさん
    ボブ・ラッツは自らマルチリンガルにプレス会見で答えるコスモポリタンなので、ベタなUS風にはならないんでしょうね。

    返信削除
  4. さん、
    ��好きなものを集めて・・・未完成ばかりになっちゃったというのは、ご自分に嘘ついてなくて◎です
    はい。嘘はついていません。(笑)
    でも嬉しいような、悲しいような・・・
    一応弁明いたしますと、、、完成車半分、未完成車半分といったところでしょうか!? v(。´ー`。)v

    返信削除
  5. >AN5さん
    ア、シツレイしました。
    でも、完成車してるとぜんぜん乗らないばかりかエンジンも掛けなかったり、せっかく形の上では完成してたのにバラバラにしちゃったり。。じゃなかったでしたっけ。自分に嘘ついてないけど、欲求に素直すぎですw

    返信削除